さて、「2000もてぎチャンピオンカップ」・・・いろいろと勉強になった。
思えば、今年の開幕戦で2位でゴールしてから忙しく、そして急成長した1年だった。


99’の最終戦から参戦し、そんなに甘くは無いと認識した「もてぎチャンピオンカップ」。
今までやってきたレースには気がつかなかった「1ミス」の重大さ。 タイヤの使い方。 レース運び。 精神面。。。



「レースは人生勉強に等しい!? いろんな面で成長できる。
小さな努力が大きな結果となって現れる。 しかし、レースとは残酷なもの、全て「数字」と「結果」で表現されてしまう。
それまでのプロセスなど問題にならない。 だが、それを怠ると「結果」には現れない。
以前はそれをないがしろにしていたが、今年は違った。 そして、それが楽しくなってきた!


まず、パーツ、パーツの重要性。

開幕戦の私のマシンは「良いマシン」とはとても言えなかった。
レース3週目で根を上げるブレーキ(後にブレーキホースの問題と解る)、ミッショントラブル、アンダーステア等・・
今まで気づかなかったマシンの挙動がだんだん見え始め、それを改善すべく検討を重ね、パーツを交換していく。
お金があるわけではない。 少ない予算だが、必要にして必要だったからしょうがない。
そして、マシンのポテンシャルは少しづつ向上していった。


セッティングについて。

私はセッティングには無縁だった。 車はどうして動くかは知っている。しかし、難しく考えすぎて何も出来なかった。
一つの変更が、大きく作用し、全てが混乱してしまうからである。 今までは車高の変更すらした事が無い。

しかし、このレースを初めてからは考えが変わった。
やらなければ身にならないし、経験も出来ない。 今後の為にも古い考えは捨て、どんどんいじる事にした。
そして、いろいろ変更してみる・・・ 大幅変更してもそんなには変化がないので驚きと安堵・・・
今シーズンはセッティングと、シリーズランキングの狭間で、思う様にセッティングに没頭出来なかった。
でも確実に成長はしてきた。 来期に期待できる。


レース中のいろいろ

「レースなんて、スタートしてから全開で突っ走れ!!」  とはいかないのである。
なんというのか、慎重の中に全開があるのである。
難しい表現だが、タイムだけを10周続けるのは難しい。 タイヤが垂れてタイムが急激に落ちるのだ。
そうなると回復はもっと難しい。 もてぎは直線が長いので、その間に多少は冷えてくれる?と思っているのだが・・・。

タイヤとも会話しながら、変化したコースコンディションとも、自分自信とも・・・
しかし、チェッカーを受けるまでは気を抜くと負けてしまう。 気持ちが乱れるとミスも多発する。
レースは大変である。  そこが面白いのだが・・・


最後に・・・応援してくれた皆様

なには無くとも、サーキットへ駆けつけ、一緒にセッティングし、考え、応援してくれたみんなのおかげで1年やってこれました。
メンテナンスフリーの私に提案してくれたメカの方、電話でセッティングを聞いてくれたチームの方、
メールでご教授頂いたチームSONICの方々、HPを応援してくれる沢山の方々。

やはり、1人ではとても成し遂げられない大きな何かを沢山の声援に支えられて頑張ることがなによりも嬉しいです。
来期はまだ未定ですが、いろいろ模索中なのでご期待下さい。


レースは総合的に見て私の人生です。(大げさですが本当です)
まだまだひよっこですが、これからもご声援よろしくお願い致します。


P.S.ある方から・・・「ねもっさんレース熱くないですよ!」と言われました。
そうですね! じゃぁ、来期からもっと
「熱く」なります。。。



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